2008年03月08日

アメリカの迷信2: 四つ葉のクローバー、ジューン・ブライド、結婚式での花束投げ

日本の有名ポッドキャスト ポータル ポッドキャストジャーナルで、このポッドキャストを2008年02月27日づけで取り上げていただきました。

リンガ・エスプレッソのヤスロウです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回も前回と同様、さる日本時間2月9日(土)にリンガ・エスプレッソ主催でお送りしたスカイプキャストから、ダイジェストでお送りしたいと思います。この日は朝9時からと昼の12時からの2回、別々のスカイプキャストをお送りしました。最初の回の担当は、リンガ・エスプレッソの講師の一人のサラでした。
このスカイプキャストのテーマは「アメリカの迷信」で、前回の放送分では、はしごの下をくぐること、と、13日の金曜日を取り上げました。まだお聞きになっておられない方は、是非聞いてみてください。
さて、今回はその続きになります。最初のトピックは「四つ葉のクローバー」です。これは英語では"four-leaf clover"となります。四つ葉のクローバーは日本でも幸運のシンボルとされていますが、それはなぜでしょう?それでは聞いてみましょう。若干雑音が紛れていてお聞き苦しいところもありますが、恐れ入りますがご容赦ください。


いかがでしたか?機転を利かせてWebで調べた参加者の方が、四つ葉のクローバーは"cross"、つまり十字架を象徴しているのだ、とおっしゃっていますね。サラの説では、四つ葉が、それぞれ四つの別のことを象徴している、ということでした。その四つとは、最初は"fame"(名声)、二番目が"wealth"(富)、三番目が"love"(愛)、そして最後の四番目が"health"(健康)、でした。
さて、ここまでは前回と同様、日本時間で2月9日(土)の朝9時からお送りしたスカイプキャストからのダイジェストでした。ここからは、同じ日の昼の12時からお送りした2回目のスカイプキャストからのダイジェストになります。この回では、テーマは引き続き「アメリカの迷信」ですが、担当講師はサラからリナに交代しました。
残念ながら、この2回目のスカイプキャストは1回目よりも音質が悪くなってしまっています。これは編集の過程で悪くなったのではなく、最初の録音の段階から悪かったのです。あしからずご容赦ください。
それではリナの自己紹介を聞いてみましょう。

Hello to anybody who is listening. My name is Dr. Lynna Dunn and I am an English professor. And right now I am also a massage student. And I am here in Seattle. And I thought I would do some talking about superstitions surrounding love and marriage that Americans have.



いかがだったでしょうか?ゆっくりゆっくり喋っていたサラに比較すると、リナは比較的早口で自己紹介したので、少し面食らった方もおられるかもしれませんね。この部分についてはトランスクリプトをブログにつけておきましたので、興味がある方はご覧ください。
特に最後の文が聴き取りにくかったかもしれません。彼女はこう言っています:"And I thought I would do some talking about superstitions surrounding love and marriage that Americans have." 一番最後の"love and marriage that Americans have"がかなり早くなっているので、これは難しかったかもしれません。もう一度全部聴いて見ましょう。

さて、今度は聴き取れましたか?
リナは、今の自己紹介にあったように、アメリカの迷信の中でも、特に恋愛と結婚に関する迷信について話してくれました。最初は、日本人にも馴染みが深いものです。では聞いて見ましょう。

いかがでしたか?"June bride"、つまり「六月の花嫁」について話してくれましたね。六月に結婚するのがよいとされていますが、それはなぜなのでしょう?
六月の頃は季節がいいからだ、というのが一般に信じられている理由ではないかと思いますが、リナはそうではない、と言っていましたね。では、どういう理由なんでしょう?
この彼女の説明がわかるためのキーワードが"bathe"です。お風呂の意味の"bath"の動詞形です。リナも説明中、"take a bath"という表現で言い替えていましたが、つまり「水や湯を使って体を洗う」という意味です。ところで、batheは、いつも体を洗うという意味になるわけではなく、単に「水浴びする」という意味でも使われます。水着のことは"bathing suit"と言いますが、それはこれから来ています。「水浴びのための服装」というわけですね。

さて"June bride"に話を戻しましょう。リナの説明によると、かつては、肺炎("pneumonia" と言っていましたね)などの病気にかかることを恐れて、冬の間水浴びはしなかった、それが六月になって暖かくなると、はじめて水浴びできるようになり、花嫁が安心して綺麗な体で結婚式を迎えられるようになる、それで六月が結婚式にいい時期だとされるようになった、ということでしたね。どうです、納得行く説明だったでしょうか?
ところで、この回では途中から同じく講師のサムも飛び入り参加してくれました。彼女の自己紹介を聞いてください。


一部少し早くなっていましたね。"I lived in Japan for about three years."と言っていましたが、"for about" が "ferabou(t)" とくっついて発音されていたので、そういうのに慣れてない方には少し難しかったかもしれません。
さて、ここで新たに加わったサムを交えて、話題は"bridal bouquet"、つまり、花嫁が結婚式で手に持つ花束についての話になります。聞いてみましょう。3分以上ありますので、少し長めです。

ここではもちろんキリスト教会での結婚式の話で、日本でもそういう式に参列された方はよくご存知かもしれません。これは、結婚式も終わりになり、新郎・新婦が式を去る前に、新婦が行う儀式です。未婚女性が集まった前に、新婦が背を向けて立ち、後ろ向きに花束を投げます。これを受け取った女性が、次に結婚する、ということになっているわけです。ですので、結婚したい女性たちは我先に飛びつき、花束をめぐって喧嘩沙汰になることもある、ということでしたね。
さて、リンガ・エスプレッソのポッドキャストの第2話、いかがだったでしょうか。次回も今回に引き続き、アメリカの迷信をテーマにお送りしたいと思います。それではそのときまで、皆さんごきげんよう。
posted by ヤスロウ @ リンガ・エスプレッソ at 22:00| Comment(2) | TrackBack(2) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする